茶道具の贋作の話 - 藤庵の日記(茶の湯その他) teaceremonytouan

一椀のお茶を通して直心の交わりをいたしたいと願っています。手持ちの茶道具のほとんどは手づからのもので名物とか高価な道具はございません。丿貫の様な極侘びの茶です。お楽しみいただければ幸いです。ブログの記事には茶の湯の他日々の事など自ら記録として書き留めている事柄もございます。

プロフィール

藤庵 teaceremonytouan

Author:藤庵 teaceremonytouan
茶の湯に関係することを主に書いてます。
「茶の湯は総合芸術」と言われますが、私はいろんな書画、陶芸工芸の貴重な作品をありがたく使用させていただいてるという謙虚な姿勢が必要だと思います。

「侘び」については、利休の侘びよりも西行や鴨長明や芭蕉の侘びをめざしてます。いわゆる「極侘数寄者」として。

このほか、自作の日本画や工芸作品、またアクアリウムなども掲載しています。

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茶道具の贋作の話

結果的に贋作の片棒を担いだ八百善老人の話(茶道雑誌平成元年6月号目利物語より)
「八百善の店で茶道具の売り立てがあった時、丁度茶室にはめてあった作者のわかっている炉縁まで、茶道具商によって売られてしまった。数年後横浜の原富太郎三溪園の茶会に行ったら、何と売った炉縁が桃山時代の物として据えられていたとの事。道具屋が原さんに桃山時代のものとして売り込んだもの。」




もう一つ 一遍上人の絵巻の残欠。
要約するとこれも八百善老人の話で、老人自身が一幅の絵を二幅に作り直したところ、奈良の古物商玉井に懇願されて手放した。それが数年後重要文化財になってしまったと言う話。古物商玉井が売りに持ち込んだところ、客側の「向こう目利き」で、古物商の方も「旦那、お目が高いですね。一遍上人の絵巻とは気がつきませんでした」と高い値で収めてゆくと言う話です。


まだ有ります。行成の筆跡の「そらに知られぬ雪ぞふりける」が出てきたらそれは八百善老人の筆による物だそうです。皆さん要注意です♪


いかにも、茶道具古美術の世界では有りそうな事で小気味良いです(笑)。


ま、伝来の数寄道具に固執しない私には無縁の話ですが♪
もちろん箱書きなんてあてになりませんです。。