茶事の後炭は本当に必要か? - 藤庵の日記(茶の湯その他) teaceremonytouan

一椀のお茶を通して直心の交わりをいたしたいと願っています。手持ちの茶道具のほとんどは手づからのもので名物とか高価な道具はございません。丿貫の様な極侘びの茶です。お楽しみいただければ幸いです。ブログの記事には茶の湯の他日々の事など自ら記録として書き留めている事柄もございます。

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藤庵 teaceremonytouan

Author:藤庵 teaceremonytouan
茶の湯に関係することを主に書いてます。
「茶の湯は総合芸術」と言われますが、私はいろんな書画、陶芸工芸の貴重な作品をありがたく使用させていただいてるという謙虚な姿勢が必要だと思います。

「侘び」については、利休の侘びよりも西行や鴨長明や芭蕉の侘びをめざしてます。いわゆる「極侘数寄者」として。

このほか、自作の日本画や工芸作品、またアクアリウムなども掲載しています。

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茶事の後炭は本当に必要か?

茶事に於ける後炭について

小間でやる様な5名以下の茶事の場合、はたして後炭が必要でしょうか?


炉の場合は、挨拶の後直ぐに炭を直します。したがって、濃茶までの間が長くなるが経験上余程話が盛り上がったりしない限りは、火が衰える事はない。
濃茶の時間が長くなると言う事をネット上で書いている人がいるが、濃茶で時間が長くなると言うのは茶碗などの賞翫で好寄話に余程花が咲いた場合であろうが、本来は適当なところで切り上げるのが茶湯者の巧者だと思う。


また、風炉の場合(朝茶事は炉に準ずるが)なら懐石の後で有りこれも薄茶までの間に火相が落ちるとは考えにくい。


まして、懐石料理などが手早く済めば、本来「時も過ぎて参りましたので続いて薄茶を」と言う理由ではなく、炭火が薄茶が立てられるだけ十分に有れば早いとか遅いとかではなく、「後炭」の必要は無いと思われる。
更に言えば、後炭で釜に多く水を足せば薄茶の時、釜の湯が十分に煮たら無いまま薄茶を点てる事になるのは必定。
亭主は火相、湯相を確認の上臨機応変に対応するのが本来であろう。


(追加)
茶事には「中立」が有ります。
この時、控えの丸炉で予備に用意しておいた炭を足す事は現実的には往々にしてあります。
炭と湯を中立の折に足しておけば尚更、後座の薄茶の前にわざわざ、後炭をする必要はほとんど無いと言うべきだろう。