名古屋豊国神社での茶会と聞香 - 藤庵の日記(茶の湯その他) teaceremonytouan

一椀のお茶を通して直心の交わりをいたしたいと願っています。手持ちの茶道具のほとんどは手づからのもので名物とか高価な道具はございません。丿貫の様な極侘びの茶です。お楽しみいただければ幸いです。ブログの記事には茶の湯の他日々の事など自ら記録として書き留めている事柄もございます。

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藤庵 teaceremonytouan

Author:藤庵 teaceremonytouan
茶の湯に関係することを主に書いてます。
「茶の湯は総合芸術」と言われますが、その意味は、僕はいろんな書画、陶芸工芸の貴重な作品をありがたく使用させていただいてるという謙虚な姿勢が必要だと思います。
このほか、自作の日本画や工芸作品、またアクアリウムなども掲載しています。

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名古屋豊国神社での茶会と聞香






菖蒲香






以下組香のページより引用
組香とは、ある一定のルールに即した香りの楽しみ方のひとつである。
文学的要素から一般的教養等、多種多様の分野に取材してルールが決められており、そのルールにのっとって香りの異同を当てるもので、非常にゲーム性に富む。
季節感のある組香(菖蒲香、あやめこう等)は、その季節に行われる。
ただし、その本質は香りを聞き、日ごろの雑踏の外に身を置いて、静寂の中でその趣向を味わうことにあり、答えの成否、優劣を競うものではない。


客の回答は執筆とよばれる記録係によって記録紙に書筆、記録され、最高得点を取った人(複数いた場合は正客に近い順に)その記録紙をもらうことができる。
記録紙には、組香名、香銘、回答、成績、日付等が書き込まれ、その体裁は、ひとつの芸術品である。


以下に組香の一例を紹介する。


春の組香


夏の組香
菖蒲香
菖蒲香(あやめこう)は、夏に行われる組香のひとつである。


証歌は「五月雨に池のまこもの水ましていつれあやめと引きそわつらふ」(源頼政か?)である。
源平盛衰記陀巻第十六に取材している。
その内容は、以下の通りである。


鳥羽院の女房に菖蒲前という美人がおり、頼政は一目ぼれをしてしまう。
頼政は菖蒲前に手紙をしばしば送るが、返事はもらえなかった。
そうこうしているうちに三年が経過し、このことが鳥羽院に知られてしまう。
鳥羽院は菖蒲前に事情を聞くが、顔を赤らめるだけではっきりとした返事は得られない。
そこで、頼政を召し、菖蒲前が大変美しいというだけで慕っているのではないか、本当に思いを寄せているのかを試したいと発願する。


そこで、菖蒲前と年恰好、容貌がよくにている女二人に同じ着物を着せ、頼政に菖蒲前を見分けて二人で退出するように申し付けた。
頼政は、どうして院の御寵愛の女を申し出ることができようか、ちょっと顔を見ただけなのに見分ける自信がない。
もし間違えれば、おかしなことになり、当座の恥どころか末代まで笑いものになってしまうと困って躊躇していると、院から再び仰せがあったので、「五月雨に沼の石垣水こえて何かあやめ引きぞわづらふ」という歌を院に奉る。


院はこれに感心し、菖蒲前を頼政に引き渡す。


香が5種なのは、五句から成る歌を示し、組香全体で歌の意味を表現する。


5種の香を用意する(それぞれ、一、二、三、五として一包無試、四として二包内一包試)。


「四」を炷き出し、香りを覚える。
「四」だけに試みがある理由は頼政がよそながら菖蒲を見たことがあるからである。


一から五を全て打ち交ぜ、炷き出す。
「四」のみを探すため、自分が一、二、三、五であると思った香は聞き捨てる。
一、二、三、五は、菖蒲前(四)とともに頼政の前に並んだ女房たちをあらわしている。


客は記紙に、聞き捨てた順に一、二、三、五とかく(これらは無試のため、香りの順番がわからないため)が、聞き当てる四の香を出たところに織り込み、右肩に「アヤメ」と記し、菖蒲の存在を明示する。
以上。
本席でも、これに沿ったご説明の後、聞香(この場合は組香)がありました♪
香道は茶道より歴史が古くかつ、元々貴族の中で発展した経緯あり、侘茶と言われる茶道に対して華麗であり貴族的であります。