卵殻 漆芸 - 藤庵の日記(茶の湯その他) teaceremonytouan

一椀のお茶を通して直心の交わりをいたしたいと願っています。手持ちの茶道具のほとんどは手づからのもので名物とか高価な道具はございません。丿貫の様な極侘びの茶です。お楽しみいただければ幸いです。ブログの記事には茶の湯の他日々の事など自ら記録として書き留めている事柄もございます。

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藤庵 teaceremonytouan

Author:藤庵 teaceremonytouan
茶の湯に関係することを主に書いてます。
「茶の湯は総合芸術」と言われますが、その意味は、僕はいろんな書画、陶芸工芸の貴重な作品をありがたく使用させていただいてるという謙虚な姿勢が必要だと思います。
このほか、自作の日本画や工芸作品、またアクアリウムなども掲載しています。

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卵殻 漆芸


卵殻のテスト
うずらの殻を漆の加飾に使うテストしています。


卵殻と言う漆の手法ですが、白く引きたせたい部分に玉子の殻を使います。この場合、鶏ではなく殻の比較的薄いうずら使うのが定番です。
従来の方法は接着剤としての漆を塗って、そこに丁寧に一片づつ置いていく根気のいる仕事です。趣味なら良いけど、コレが仕事なら三日と持ちません(笑)。
定着乾燥させたらその上から再度漆を塗って、完全に乾いてから800番程度の水ペーパーで研ぎ出してゆき、最後は15000から20000番程度の研磨剤で磨き上げます。
今回僕は接着剤には耐水ボンド、研磨剤にはプラスチック用みがきクロスを使ってみました。


漆による接着は古い螺鈿のものなど剥離してる事を散見するので現代に即した接着剤を使いました♪


もちろんナツメ製作のテストですが、本来余り金銀あるいは高蒔絵など加飾するのは好きでは無いです。。技として楽しむのは面白いですが(笑)


利休さんが茶話指月集にも言ってます。


以下、茶話指月集より


宗易は盛阿弥に「棗は漆のカスを混ぜてざっと塗れ、中次は念を入れて真に塗れ」と言った。
紀三や與三の棗は塗りが見事すぎて重苦しい。


、、、と。
本来、侘びの茶の湯で、金銀、高蒔絵など派手な加飾のナツメなど如何なものかと常々思ってます(笑)。


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#漆加飾






うずらの殻を酢につけて洗い細かく砕いて使います。




漆材料について
カシュー漆とか新うるしとか言われてるものがありますが、それは漆に似せて作って売ってますがあくまでも合成塗料です。
食品安全基準を満たしたものも有りますが、そう言った安全基準を満たしている中にも60度以上のお湯で使わない様にと注意書のあるものが多いです。
飲むお湯を入れたり直接口に触れる場合は、メーカーの注意書きを良く読んで使う様にするのが賢明です。


金継ぎ教室などで、かぶれない漆などと言って講師が提供するものの殆どは合成漆と思って間違いないですよ。「天然漆」かお聞きになると良いと思います。