戦後の復興 - 藤庵の日記(茶の湯その他) teaceremonytouan

一椀のお茶を通して直心の交わりをいたしたいと願っています。手持ちの茶道具のほとんどは手づからのもので名物とか高価な道具はございません。丿貫の様な極侘びの茶です。お楽しみいただければ幸いです。ブログの記事には茶の湯の他日々の事など自ら記録として書き留めている事柄もございます。

プロフィール

藤庵 teaceremonytouan

Author:藤庵 teaceremonytouan
茶の湯に関係することを主に書いてます。
「茶の湯は総合芸術」と言われますが、その意味は、僕はいろんな書画、陶芸工芸の貴重な作品をありがたく使用させていただいてるという謙虚な姿勢が必要だと思います。
このほか、自作の日本画や工芸作品、またアクアリウムなども掲載しています。

最新コメント

- コメント

戦後の復興

「従来と言うのは、私たち茶人とは客に唯お茶を点ててもてなすもので、それに必要な点前を先ず習いなさいと言う事から始まった。そこで点前をする事が即ちお茶であると夢中でおぼえて来たものである。」「茶の湯の師匠とは点前を教える先生と言う考えが定着し、それが茶の師匠の暮らしを決定付けていった。茶の湯とは茶事をして美味しいお茶をお客にもてなすという本来の姿は全く失われて、唯点前が色々出来る事が即ち茶人であると言う思いが次第に定着してきた。」
「そこで自分の家の茶の間へ客を招ぶなどと言う考えは遠くになってしまって、稽古場だけの先生がたくさん生まれてきたのである。」
「唯そんな中にあって、家元では幸いな事に戦後相伝の茶事が続いた。残月亭を使っての茶事であり、それはきっちりと正式な茶事と言うものを見せていただく絶好の機会であった。」
「この一連の茶事と言われる客へのもてなしから、月々稽古している点前が存在するのだと言うことを知ると、稽古場で同じ事を繰り返しやっている稽古が、この中の部分を繰り返す事でその内容の如何に深いかを知る事になったのは、何となく内容の本質に触れる事が出来た様なよろこびに出遇う事が出来た。」
機関紙同門21年12月 茶道基礎講座 記載者名無し