「暖房の設備が充実して人々が皆、薄着になったことである。かつては室内でも温度が低い為、冬には日常に綿入と言う着物が有った。室内で今で言う外套を着ていた様なもの」「表向の場所でも紋付に重ね着と言う姿があり同じ生地で二枚の紋付になっており、下の方が少し小さく仕立てて重ねても重なりが上品に見えて中々粋なものであった。」
「手あぶりと言うものの登場になる。現代人の感覚から言えば、手だけ暖めてもと滑稽に感じるであろうが、綿入などの外装が出来ているので後は、手を焙るだけで良かったのではなかろうか」
「そこで、腰掛けに出された手焙り火鉢はそんな役目のものであって、身体全体の暖を取るものでは無い事に気付くのである」
機関紙同門 平成20年4月 茶道基礎講座 記載者名無し
「手あぶりと言うものの登場になる。現代人の感覚から言えば、手だけ暖めてもと滑稽に感じるであろうが、綿入などの外装が出来ているので後は、手を焙るだけで良かったのではなかろうか」
「そこで、腰掛けに出された手焙り火鉢はそんな役目のものであって、身体全体の暖を取るものでは無い事に気付くのである」
機関紙同門 平成20年4月 茶道基礎講座 記載者名無し