「型通りに動作をすれば言葉は何も出さなくても相手に通じると言う奇妙さで有る。例えば今一礼すれば言葉を出さなくてもそれは何を意味するものであるかは、一座同席するものにはわかり心が通じると言う事で有る。考えてみれば何とも以心伝心の素晴らしい事で有ると思われるが、しかしそれはその型を身につけている者の間でのに理解できる事であって、知らない者にとっては全く意志の通じないもの即ちあたかも手話の様なものになっている。
これを繰り返してゆくと全く言葉を必要としない持てなしになり、そこへたまたま同席した何も知らない人達には、その無言の一座が何とも窮屈な世界になる事はご想像出来ると思う。」
機関紙同門 平成17年12月 茶道基礎講座 著者名記載無し
これを繰り返してゆくと全く言葉を必要としない持てなしになり、そこへたまたま同席した何も知らない人達には、その無言の一座が何とも窮屈な世界になる事はご想像出来ると思う。」
機関紙同門 平成17年12月 茶道基礎講座 著者名記載無し