家庭の味 - 藤庵の日記(茶の湯その他) teaceremonytouan

一椀のお茶を通して直心の交わりをいたしたいと願っています。手持ちの茶道具のほとんどは手づからのもので名物とか高価な道具はございません。丿貫の様な極侘びの茶です。お楽しみいただければ幸いです。ブログの記事には茶の湯の他日々の事など自ら記録として書き留めている事柄もございます。

プロフィール

藤庵 teaceremonytouan

Author:藤庵 teaceremonytouan
茶の湯に関係することを主に書いてます。
「茶の湯は総合芸術」と言われますが、その意味は、僕はいろんな書画、陶芸工芸の貴重な作品をありがたく使用させていただいてるという謙虚な姿勢が必要だと思います。
このほか、自作の日本画や工芸作品、またアクアリウムなども掲載しています。

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家庭の味

「茶事で、ある日、湯木貞一老人が大亀老師とお越しになった。水屋も緊張する客であるが特別な事とて出来ないので常の通りであったが、色々教えられた事の多い中で、特に印象に残った言葉に次の様な事があった。最初の味噌汁が美味だとお褒めくださった。そして次の言葉が続いた。「白味噌に白豆腐それは最高の取り合わせどす、しかし私方ではこれは出せまへんわ。」「吉兆さんに来る客は他では食べられないものを求めてくるので如何に美味しくても京都の家庭の味では納得できないと言う。その味よりも珍味を出したり目新しく手間をかけたもので無ければと言う事であろう」
「たとえそれが美味しさの定番であっても、京都の味の原点であっても、一寸一工夫して目先を変えなければ料理屋の料理にはならないと言うことになる。」
「私達はその家庭の味をお出しすればそれが最高なので有る。最も単純な美味しさとはそれだと言うことを知って欲しいと思う。」
機関紙同門 平成20年1月号 茶道基礎講座 筆者名記載無し