「家元での茶事のご飯は台所の竈(かまど)で薪を焚いている。2升程の大きい鉄釜、湯たて飯であったから、時間はかなり正確に計ることが出来た。今炊き上がったと言う香りのみ強い未だ充分に蒸らされてない飯で有る。
微妙な呼吸が要求される。
客はこれを亭主の心入れとして頂戴する事になる。
そして未だ有る。今日では全く目にする事がなくなってしまったが、薪でご飯を炊けば必ずと言って良いほどお焦げが出来る。このお焦げに湯を入れて多少の塩味を付けて出す。
お焦げの香ばしさまで味わおうとする。」
機関紙 平成19年6月号 茶道基礎講座 焦がし
微妙な呼吸が要求される。
客はこれを亭主の心入れとして頂戴する事になる。
そして未だ有る。今日では全く目にする事がなくなってしまったが、薪でご飯を炊けば必ずと言って良いほどお焦げが出来る。このお焦げに湯を入れて多少の塩味を付けて出す。
お焦げの香ばしさまで味わおうとする。」
機関紙 平成19年6月号 茶道基礎講座 焦がし