名古屋市 南区 茶道 教室 茶事 教室
初風炉茶事勉強会(その5)小吸物と八寸(千鳥の盃はコロナの為省略)
さて、本来なら、亭主はお客様のいらっしゃる茶席ではなく、勝手で相伴しますので、お出しした菜をお客様がおあがりになった頃を見計らって茶席の給仕口を開けて
「勝手で相伴いたしましたが不具合でございました」(あくまでも謙遜です♪)
と、申し上げた後、戸の前に並べられた什器類を勝手の方に取り込みます。

ちなみに戸の前に空いた什器を並べるのは、客の詰め(客順の最後の客)のお役目です。今回の茶事で並べなれるのは、飯器、焼物鉢、焚き合わせ鉢、酒器(かんなべ)です。
話が途中になりましたが、亭主が挨拶をして器類を取り込むと、小吸物(ほとんど味をつけないお湯のようなもので「箸洗い」とも言います。)をそれぞれのお席の前にお出しします。先づ、小丸盆でお正客様に。
そして、席の前にある煮物椀を代わりに引かさせていただきます。
この時、正客は、「後はご一緒に」と。亭主は、後の連客様の分は、脇引(長盆)で持ち出します。
こうして煮物椀は、全て取り込みます。
そして、給仕口で椀ものの時と同じように
「どうぞ、お吸い上げください。」
亭主は、吸物を吸いきった頃
八寸と酒を持ち出します。
八寸の扱いは、説明するとかなり長くなりますので、省略します。
ただし写真では、間違ってるところがありますので念のため。。。
八寸の箸は、箸先を八寸のヘリには載せず下の中に落として置くのが表千家流の本来の式法ですネ♪
家元監修あるいは家元付き宗匠の本やビデオで確認してくださいませ。
こちらの茶事教室のお席主様は、優しいご婦人ですが初心者には特にお優しい方です。開催予定もアップしておきますので、興味のある方はお試しを♪
