ご飯の熱湯炊きについて - 藤庵の日記(茶の湯その他) teaceremonytouan

一椀のお茶を通して直心の交わりをいたしたいと願っています。手持ちの茶道具のほとんどは手づからのもので名物とか高価な道具はございません。丿貫の様な極侘びの茶です。お楽しみいただければ幸いです。ブログの記事には茶の湯の他日々の事など自ら記録として書き留めている事柄もございます。

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藤庵 teaceremonytouan

Author:藤庵 teaceremonytouan
茶の湯に関係することを主に書いてます。
「茶の湯は総合芸術」と言われますが、その意味は、僕はいろんな書画、陶芸工芸の貴重な作品をありがたく使用させていただいてるという謙虚な姿勢が必要だと思います。
このほか、自作の日本画や工芸作品、またアクアリウムなども掲載しています。

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ご飯の熱湯炊きについて

ご飯熱湯炊き(又は、「湯炊き」といいます)について

熱湯炊きは、短時間でご飯を炊く方法です。

茶懐石では、茶事の進行にあわせてベストなタイミングで初めの一膳目のご飯をお客様に差し上げることが習いの一つとされております。


そのご飯の特徴は「まだ、十分に蒸れていない水分がジャッとあるような」ごはんです。これを「炊きばな」とか「煮えばな」と言います。

このご飯を出すためには、茶事の進行にあわせてご飯を炊くことが必要です。


茶事の進行に合わせ、おおむね15分から20分以内で炊けるようにすることが求められます。


例えば、炉の季節なら、挨拶が終わって、亭主が炭手前に入るころ炭手前の時間と当日のお客様の人数による拝見の時間や香合などお道具の問答の時間を考慮してご飯を炊くことに着手します。

この熱湯炊き炊きばなの一膳目だけに特化した炊き方で二膳目からは普通に炊いたご飯をおだしする手法が多いようです。


以下に熱湯炊き(湯炊き)の具体的な方法(あくまで私の方法です)。

1、お客様の人数により米を十分(おおむね1時間程度(洗う時も浸す時も天然水を使います))水に浸す。

2、炊く直前にざるにあけ水を切る。

3、手早く熱湯に浸し軽く攪拌し、すぐに熱湯から引き上げ湯を切る。

4、所定の量の熱湯(一合なら200CC前後を目安)を炊飯用土鍋にいれて、中火で炊く。

5、頃合いは、釜の音と焦げの匂いで判断。


(備考)炊飯の鍋は、私の経験上、炊飯専用の土鍋がいいです。市販の電気炊飯器では熱湯炊きには対応できませんし、第一おこげが作れません。

炊きバナのご飯はおこげのかすかな香りもおいしさの一つです。

また、懐石のあとの方でお出しする「湯斗」には湯の子掬いがあるように、かすかなおこげを使うのが趣の一つでもあります。


炊飯用土鍋

二重蓋のものが一般的です。

炊きバナだけの為とするなら、一合炊き用で五人のお客様までギリギリなんとかなると思います。

炊き上がりのタイミングはコンロの「中火」の状況により異なって参りますのでご自分でご判断ください。一合の米に水200ccで試行錯誤するしか有りません。

概ね15分前後(加えて、火から下ろして蒸らし4分)ですが、ご自分で三回程試行いただけば適正時間がつかめると思います。