
茶話指月集より その2記憶に残った話のみ●桜の御所近衛信尋公が宗旦へ茶油所望の御成で。宗旦は小間でもてなし常の通り茶碗で差し出したところ、公が「台天目にては、いずれの人へ茶をまいらすするぞ」と御尋ね有れば、宗旦、御所の様なる貴人へ進上申し候。されどもかかる小庵面白く思召まして御成あそばるるにより、わざと常人のごとくもてなし奉るにて候」と。昔は四畳半に台子飾って茶の湯しましたがこの様な小座敷には台子は...
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